2013年10月31日木曜日

Tan-Glass

安易なネーミングだと思うけど、タン・グラスと発音すると「語呂」が良いので採用・・そのtan-glass 4pcs.が巻き終わり今日から塗装へ・・先日のスペックに誤りがあったので訂正・・Tan-Glassは7'9" #2、#3 と8'3"(ここを8'9"と書いてしまった) #2、 #3の2pcs.と4pcs.でご用意出来ます・・

2013年10月30日水曜日

VHS

山梨の古い友人から「芦澤一洋さんの同級生が『釣り人の詩』のビデオを観たいと探してるんですが・・」と連絡があった。件のビデオのパッケージ写真やサーモン?が跳ねているイラストやら思い出した。堤大二郎(?記憶が曖昧)監督作品で芦澤さんも若かったな~そこで家探し。我が家もビデオからDVDに変わって久しいのでどこに仕舞こんだか・・釣り関係のVHSが少し出てきたので、ここかな?と思いきや発見に至らず。他のモノ『フライフィッシングinいわて』東北映像製作(1994年頃だと思う)が出てきた。当時、東北映像の伸ちゃんが持ち込みnca でもかなりの数を販売したなぁ~パッケージ表紙の場所は遠野・小烏瀬川、琴畑川との合流点。水神さんの石碑があるところの淵だ・・あの頃の小烏瀬川はよかったな~お目当てのVHS、どこかの段ボール内に子供たちのディズニー物と共にしまい込まれているかも知れん・・

2013年10月29日火曜日

Fiberglass Rods & Blanks

ncaのブランクス・ストッカーに林立する(笑)ファイバーグラス・ブランクス。7'9"#2、#3、8'3"#2、#3の4種類でシャフトはLt.Tan Color。スピゴットフェルール2pc.・・グラファイトでは出し得ない、グラス特有の「粘り」ラインを押し出すアクション。 nca/Fiberglass「Tan-Glass」Rod・・コチラご要望の多いブランクでの販売も致します・・通常完成品はパンプキン・グリップ仕様、巻糸はご希望のカラーで製作(布袋付き、¥39,900)ブランクは¥24,500・・4pcs.に仕様変更は+3,000円にて製作致します・・渓流でのヤマメ釣りは勿論のこと冬場のオイカワ釣りまでライトラインで楽しめます。お問い合わせ、ご注文は ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ・・ 

2013年10月28日月曜日

Workbench

Bamboo Rod 8'0"-3pcs.も最終工程へ・・リールシートの接着だ。イングリッシュ・タイプ(HLL型とも)の金具にチーク材のウッドフィラーを接着し、シャフトとのギャップを「凧糸」で調整する。タコ糸6号は3本撚りなのでバラし一本にしてスパイラルに巻き瞬間接着剤にて固める。リールシートとの接着には少し時間が掛かるけど「30分硬化型エポキシ」がよろしい・・最後に、エンドキャップをシート尻に弾性接着剤で取り付け「完成」となる。

2013年10月27日日曜日

Country Side

昨日午後、東京から3ch.(さんちゃん)ご夫妻とご友人が500kmの道のりを赤い車でご来訪・・う~ん、午前中降っていた雨が止み薄日が射して来たのはそういうことだったのか。なにせさんちゃんは「驚異的晴れ男」釣りのシーズン中も岩手に現れると不思議にそれまで続いていた雨が止む程。さすがに増水・濁りまでは対応しない様だが(笑)・・遅れていた紅葉も始まった様だし、天気が回復してゆく「岩手の旅」をお楽しみあれ。大槌方面で「牡蠣」を食すとも言っていた御一行様、道中お気を付けて~~あ、シーズン終わりに笛吹峠「峠の茶屋」へ忘れたベースボールキャップをピックアップしてくれば・・

2013年10月26日土曜日

Reel Seats

オールアルミ、ウッドスペーサー、コルクとリールシートの素材は変わっても、基本的にダウンロックが好きだな。1980年代には普通にあったダウンロック・シートが時の流れと共に上昇、いやアップロックに(笑)・・リールとのバランスが良くなると言う「都市伝説」にも似た事が言われていた。釣りをしているときロッドとリールの重さ気になります?意識は流れる毛鉤に集中してるでしょ・・余程の剛竿以外、フライロッドって基本的にバランスの良いように設計されている訳・・コルクスペーサーのシートはGlass,Graphite,Bambooに関わらずコルクシートへの喰いつきも良いポケット&リング金具の使用がお勧め・・

2013年10月25日金曜日

Wrap

ロッドにガイド類を巻き止めるのに使うのはこれだけ。使う道具には自分なりの「こだわり」があってカッターはOLFAの刃厚0.25mmのモノ、ハサミは越前打刃物の握りバサミ、ボドキンはフライタイイング用、RENZETTIの柄に布団針を付け替えたもの、引き抜き用のループを作る糸はMAXIMA 4X がよろしい・・まあ何を使ってもいいのだろうけどね・・長年ロッドを作ってきた結果、行き着いた手になじむ「道具」だ・・
巻き糸の多少の隙間は巻いたあとボドキンで優しく撫でる・・
糸の色の組み合わせもロッドの個性を主張することになる・・巻き手により「センス」や「手並み」が異なるので、自分が手にかけたロッドは昔のでも判別できる。量産ではないnca rod は一本一本、似たようでいてどこか違うね・・

2013年10月24日木曜日

Shape

お客様が今まで使われていた左のロッド・グリップと同型にしたいとご要望が・・荒削りをした145mmのコルクグリップを接着している間に「二段傘型」のニッケル・ワインディングチェックを削り出し加工して接着。
8'#4-5、3pcs. Bambooなので若干太目にコルクをシェープする。先端部はチェック部ギリギリまで丸みを持たせ、サンドペーパー#240~400番で削る。
リールシートは完成後に装着するので、あとはガイド類を調整して巻きはじめる・・何時でもいいですと言われていたけど・・オーダーしたからには待てないよね~(笑)ここまで来るとガイド付けと塗装で完成まで約5日間かな。

2013年10月23日水曜日

Workbench

自作ホルダーにセットしてあるナイロンAスレッドの芯が見えてきた・・この糸は60gとしか表示がないので何メーターあるのかは知らん。いつも新しいのにするときに「ロッドを巻いた本数を数えよう!」と思うのだが、数えた試しがない。Gudebrod 950yds巻きですらワカラン。
巻いたら塗るの繰り返し・・室温22.7度、湿度60%かぁ・・まあいい感じ・・そういえば低速モーターの上から二番目がダメになってたな、取替なくっちゃ・・

2013年10月22日火曜日

Country Side

3週間前に収穫後「ハセ掛け」された「ヤスローさん」の稲がまだ干してある。先週の台風26号から雨模様の天気が続き、脱穀できないようだ。今年は何処も米の収穫が遅く、稗などの雑穀はいまだ刈り取られていない・・今日の最高気温予報は15℃で降雨確率は午前60%、午後20%・・次の台風27号の影響も出そうで、どうなるんだこの稲は?

2013年10月21日月曜日

C.F.O. Reel

2014年に再び登場するOrvis C.F.O.、好きなんだよねこのリール。今回はmade in America らしい。私が使っているのは古い英国ハーディ社製造のものだけど、CFOリールは人気があるんだろうね。新作はⅠ、Ⅱ、Ⅲの三種類だ。昔はⅤ(5)まで有り、マルチプライヤーもあったと記憶している・・
広告写真を見る限り、昔のドラグと同じ構造のようだけど「ラインガード」が無いのが判る。塗装も昔とは違う・・旧型はアルミ鋳造だったけど、その後に技術が進み鍛造型から作られたりしていたから今回のもその方法かもしれない・・全体のイメージはあまり変わらんかも・・価格は$325から$349・・むむむ、だな。下の画像はKameglass 703 にC.F.O.Ⅱを付けたもの・・秋は進む

2013年10月19日土曜日

Bookshelf

東京を台風が通過した16日朝、「東北新幹線は現在運行されていません・・」とTV Newsのアナウンサーが・・ま、いいか。帰るのは夜だし、台風の北上も疾そうだし何とかなるだろー・・17時28分の盛岡行で座席指定も取れ、ゆっくりと新幹線改札にむかうとあら大変。大勢の人で溢れてるじゃないか・・運行情報盤を見ると15時台の列車もホームに停車していてダイヤは大幅に乱れている。え~ぃ、ままよ。改札の近くにある「本屋」で帰りに読むものを物色、購入。まだまだ出発まで時間が掛かりそうなので階段の通行の邪魔にならないところに腰掛けて本を開いた・・「お洒落名人・ヘミングウェイの流儀」(Hemingway's Favorite)今村楯夫・山口淳 著、新潮文庫。表紙のモノクローム写真に惹かれたのだが中身も「ふぅ~ん・なるほどー」で面白い・・結局、15:18発に予定されていた「やまびこ号」に乗り、出発したのが17:40。本を読み、買い込んだ弁当を食べながらデッキで3時間か~と思いきや「はやて号が先に出発しま~す」のアナウンスとともに座席が20席くらい空いたのでラッキーにも座って帰れました・・

2013年10月18日金曜日

Jumper

ブログ書かなくちゃな~と思いつつ・・長男と高校野球東北大会を盛岡の県営球場まで観に行ったり、所用で台風襲来の東京まで出掛けたりで、あらあら「あっという間の7日間」・・FB仲間が懐かしいウインドブレーカーをUPしていたので、確かまだあったよなとゴソゴソと探し出したのがJFF(Japan Fly Fishers)のジャンパー。1991年製作の10周年記念モデル。エーボンハウス社HTさんにお願いして製作。同社のKCさんと話し合い、当時のブランドの一つであった「ARGYLE CLUB」のタグを付けた・・あの頃はJFFの運営資金稼ぎで色々作ったよなぁー。オフィシャル・ロッドやリール、チェストパック、ワッペン、ネクタイ、ボウタイと数え切れないほど・・面白がって自分が欲しいものを「企画製作」・・いまの仕事のスタイルと大して変わらないけどね(笑)

2013年10月11日金曜日

Graphite 6pcs.

nca/Graphite 6pc.が完成して本日発送・・上が906-6pc. で通常仕様のウエスタンハーフウエルズ・グリップ、アップロックシート、黒メインに白の縁どり。下の895-6pc.はシガーグリップ、ダウンロックシートAコーンキャップ付き、白巻きのHLL仕様・・いずれも「鱒釣り」にはもってこいのロッド・・お好きな「カタチ」でお作りいたします・・リールはHardy Marquis Multiplier #6 (1972年)

2013年10月10日木曜日

Hung

8'0" 3pc. Bamboo Rodの塗装・・フェルールを「黒染」(blued)してからシャフトを塗るか、シャフトを塗ってからブルードするか・・今回はブルードが先。来年の北海道釣行で使うそうなので「ゆるり」と仕上げる。塗装作業中に「デザイン」は依頼主が考慮中・・
依頼主はオレンジ・スレッドがお好みなようで、前回同様に「暗オレンジ巻き」となるかな?ロッドソックス(竿袋)に付けられたループは釣りから帰ったら濡れたロッドをここで吊り、2~3日乾かしてからアルミチューブへ・・怠るとグリップにカビが生えたり、シートやフェルール、はたまた塗装にも悪い影響が・・

2013年10月9日水曜日

Caution !

修理完了・・修理といっても「新品」を製作。IKのLamiglas 8'0" #5 3pc.はティップをバックキャスト時に岩に当て30mm破断。それでもメゲずにトップガイドを付け直し、尺ヤマメを釣ったそうな・・くじけない人なのねー(笑)30mmショートでもさほどアクションは変わらないけど気分が悪いらしく「新ティップ・セクション」を製作。宮城・荒雄川にまだ通うそうなので早めに手当。DYのnca Bamboo Rodは以前破断して修理した場所から折れた。やはりここが支点となり力が掛かったのだと思われる。こちらも「新しく」製作。彼のロッドは2ティップで替穂があるからゆっくりでも良かったけど、丁度バンブーシャフトの塗装があり「塗料粘度」が良いので手をかけた・・自分のロッドをおった時を思い出してみると過去42年間で3本位。多摩川・軍畑でDiamondbackで釣りをしていた時、川岸の草を引っ掛けロッドをあおったら「ペチッ!」一気に釣欲が無くなり退散した。HLL Bamboo Rodのティップを折ったのは繋いだまま車の中へ入れ移動中。窓を少し開けていてそこにティップが入ったことを知らずにパワーウィンドウ・スイッチを閉(泣)・・あとは2Handed Rodかな。ラインが絡まり力任せに振ったらジョイント部から「ベキッ!」うー。皆さんもお気を付けてー

2013年10月8日火曜日

Workbench

渓流シーズンも終わると修理のロッドが帰ってくることが多い・・そんな中、6pc.Rodのご注文。やや、北海道釣行?ロッドは906-6pc. なんでも出来ちゃう#6番のマルチピースだ。携行に便利な仕舞こみ寸法約50センチ。飛行機での旅も荷物にならない・・6ピース・シリーズはライトライン完売。895-6pc. 906-6pc. 908-6pc.そして6pc.ライト・ツーハンドのブランクが少量あるのみ・・

2013年10月7日月曜日

Fly Box

英国S.Allcock & Co.のフライボックス・・1920年代製造とあるから93年間は経っている。日本で言えば大正9年頃、英国REDDITCHでコレが作られていたことになる。当時のガットリーダーを収納するピッグスキンのポウチが四ヶ所のアルミリベットで蓋裏に付けられて、フライを摘むピンセットも付属する・・
興味がわいたので手持ちのRichard Wheatleyの刻印なども見てみた・・
40年前のモノはサイドにしか刻印がなくRWが横向きで菱形の中に読むことが出来る。新しいモノは蓋表に新しいロゴで印字されている。
C.C店主から頂いた大きなコンパートメントのボックスは蓋裏がウールフェルトで覆われたEDGAR HARRISON社製。Queen St. Exeterの刻印が見られる。
コレもオルコック同様、かなりの年代物とお見受けした・・アルミ弁当箱(Fly Box)は重いし、繊細なバネ仕掛けが移動中に開いたりして嫌われる傾向にあるけど、この「カタチ」は実用一辺倒だけでは語れない「何か」があるなー

2013年10月4日金曜日

Bookshelf

「鱒釣り師」Reflection in the River/山岸行輝 著・山と渓谷社1990年10月10日刊・・1990年11月9日、八重洲ブックセンターにて購入とわたしのメモがある。本棚の下の方に少し埃をかぶって積んであったのを、昨夜何気なく手にした。読み返してみようかとページを開くと「追憶の山女魚釣り」というタイトルで1981年春に岩手の川を巡られた記述がある。何度か読んだ筈なのだが忘れていたので、再読。一気に32年前の岩手の風景が浮かぶ・・山岸さんは米国・コロラド州デンバー在住で今年82歳になられるが、FB消息ではお元気のご様子だった・・画像のロッドはORVIS Graphite "TROUT" 8ft.-3pc.(1974年) で表紙写真と同じものだと思う。

2013年10月3日木曜日

Workbench

早起きして二重傘型のワインディング・チェックを削り出して接着後、コルク・グリップ先端部をま~るく加工・・リングキーパーを巻くとこのロッドの全体像が見えてくる・・スレッド部塗装を3~4回施して完成だけど、シーズン中には間に合わなかった~OTさん、スミマセン

2013年10月2日水曜日

Flyfish (4)

DYが釣ったヤマメ?サクラマス?体長34cmだと・・彼の200m上流で釣り上がろうと思ってたら「大変だぁ~」と駆けつけた。手にはスマホ。ほれ、と見せられたのがこの画像・・うっ、すげー!「ど、どこで?」「入ってスグ・・」むひょー「黄色パラシュートで出て掛からなくてフライをカディスに変えて・・手震えちゃったァ・・」いや~こんなの遡上してきたんだ。ロッドはKameglass 703、リールはBob CorsettiのPeerless No.1、リーダーはMAXIMA 9ft.5X・・ここまでの体高と体色をもった鱒が#15番のドライフライで釣れちゃう!
帰路「よねたや」食堂で「祝杯」ビールを美味そうに傾けるDY。凄かったね~オ・メ・デ・ト~3ch.の水とわたしのビールは「ほろ苦」かったけど(笑)・・
渓流釣りシーズンの終わりを告げる黄昏はあまりにも「サビシーッ!」(逆手で耳朶を摘みながら財津一郎風に発音願います・・爆)

2013年10月1日火曜日

Flyfish (3)

峠を越える・・秋晴れの空の下、車を停めた土手上から覗くとDYが「いるじゃん!」と魚を発見。二人に先行してもらいわたしは下へ入渓し溯行する。ん?右足に違和感。な~んて言うとカッコいいけど、水圧が掛かるとウェーダーのソックス部分から「浸水」して来るのがわかる。「水漏れコースケ」じゃん!じわじわと冷たい水が染み込む感覚は水中から出るとやがて体温で温められ、妙な感じ。小学生の頃、水たまりで遊び「浸水」させた長靴の中の感覚を思い起こさせる。いつもならバックアップのウェーダーを車に積んであるのだけど、今日はDYの車だったので持っていない~早くも戦意喪失・・気味。
この川にもサクラマスが多く遡上していて、対岸のDY側に大きな鱒が・・毛鉤にでるのは(ヤ)小1~小6までで、不思議とイワナが出ませんなぁ~