2016年5月31日火曜日

Flyfish (3)

♪下に咲くのは藤の花~上に咲くのが桐の花~どう釣りゃいいのさこのヤマメ~カディス逆引きさ~♪(藤圭子「夢は夜ひらく」風に歌う・爆笑)
粘るKN...スピナーフォールをしばらく眺め、流下したカゲロウをヤマメが捕食するシーンから居場所を特定...ロッドティップを小刻みに震わせ、カディス・フライにアクションを与える...出たぁ~でも掛けそびれ、KN苦笑。土手の上からしっかり拝見、なるほどね~いや~また勉強になりました(笑)

2016年5月30日月曜日

Flyfish (2)

緑深まる峠道を抜けるとひんやりとした空気。ヤマセと言われる東風が吹いて涼しい...ジックリ型の山梨KNさんとコンビを組んで釣り上がる。粘るオジさんを尻目にかなり遡行してしまい、二年前に会った「鎌研ぎババア」が川原の草をきれいにしていたところまでたどり着いた。バアさんが畑の手入れをしていたので、声をかけると「お~魚釣りにきたかー」とわたしのことを覚えていてくれた。もう90歳近いのではないかと思うが、ことしも「お達者」(嬉)
ほら、やっぱり出ていた「Blue Winged Olive」フライサイズにして#18番か?
判りにくいけど、白い点はヒメヒラタカゲロウのスピナー乱舞。ここで使った毛鉤 は「Light Cahill」#15番で...結果は...(爆笑)

2016年5月29日日曜日

Flyfish

山梨から旧友がやって来た。ほとんど遠出をしないKNさんは(米国での釣りは除くらしい・笑)東北・岩手初見参。初めの一言「山低いね~」南アルプス、八ヶ岳に囲まれギュッと標高のある山梨県では、谷を下り崖を登る釣りが多く、岩手の平たい流れが珍しいそうだ。
入渓してすぐにヤマメをかける。拝見していたら、ここから必ず魚を出すぞ!と気迫溢れ、粘る「釣り方」...出なきゃサッサと移動しちゃうncaの「さらり」とした釣り方から見ると、たいへん勉強になります(笑)
KNさんの「流心でいいライズが...」に反応したDOYが橋の上から狙う(爆笑)

2016年5月28日土曜日

BWO

BWO/ Blue Winged Olive...時期的 にこれ出るかぁ?昨日の朝、朴の木に雨宿 りしていたのはどうもマエグロヒメフタオ・カゲロウ(国内では3月~4月中旬に羽化)?(後日、モンカゲロウと判明・苦笑)...ま、いいか~色も形も似ているし、テールも2本だから「ブルーウイングド・オリーブ」で代用(米国東部の川で4月~5月下旬 にハッチする・笑)
「季節の毛鉤」少し巻いて、フライボックスに入れておこ~っと(笑)

2016年5月27日金曜日

Carry

Carry 運ぶ...ぱみゅぱみゅ、ではない(爆)これだけ見ると何だかワカラン。45mm径のロッドチューブを2本まとめて運ぶ「tool」...三つ編コードが可愛いでしょ。作ってくれたのは「KMD製作所」3チャン...
こうして使います。材質はアルミ材の削り出し。ベルトはこのあたりで探すとき「ベルクロテープありますか?」と聞いたが店員の反応は「はぁ?」と要領を得ず、2軒で挫折。マジックテープ、もしくは結束バンドの方が通りが良かったかな(苦笑)後日、大都会からMCKが持ってきてくれた。
車の中でゴロゴロしない、ロッドを取り出す時も蓋が開け易い...えーこんなのいるの?というアナタ、「カタチ」ですから...欲しくなっても「非売品」(笑)

2016年5月26日木曜日

shadow

朝、カーテンを上げたら陽が射してバイスに取り付けてある白いバックプレートに昨夜巻いた「カディス」の影法師が映っていた...明かりをすこし足して撮影(笑)あ~水面を流せば見上げる魚達にはこういう風に見えるんだろうな...
塗装や接着剤硬化の待ち時間にコッコツと巻き貯める。ボディ色、ハックルを替えて久しぶりに巻く「エルクへア・カディス」毛鉤は「量産」できなくっちゃ~(笑)今朝は雨だけど、ラジオで今週末の天気は回復すると言っていた(喜)
もういいでしょう...これだけあれば(爆笑

2016年5月25日水曜日

Fit on !

魚を釣ったら「Fish on !」リールを装着したら「Fit on !」なんて声は上げないけどね(爆笑)...Fit-on 上手くはめる...ウィンストン・ロッドに装着したメープル材のC&R用フィラー、ハーディは止まるけど、CFO はとまりにくいと連絡を頂いた。ん~きっと水分で木材が膨張しているんだな。そこで急遽「コルクフィラー」に作り直した。ハーディでもオービスも装着検証済。あと考えられるのはリールの製造年代によりフットの厚みが違うということ...釣りから帰ってきたら、ケースに入れっぱなしにしないで2~3日は外で干してください。水辺で使うロッドには「水分」がいっぱい。特にこれからの高温期は密閉されたケース内の温度も上昇、細かな水分が蒸発時に膨張してロッドシャフトとウッドフィラーの塗装面にブリスターが出来たり、膨れたりします。結果、悪影響をもたらします...

2016年5月24日火曜日

Flyfish (3)

「ここまでイワナとヤマメ何匹釣ったか...10までは数えたけど、あとは面倒で数えるのやめました~」とオジさんの弁(笑)この流れでの釣りを見ていたら、良型のイワナが2回フライに出ていずれも掛けそびれ...フライを変えて再挑戦するも、またしても掛けそびれ(苦笑)「岩魚の顔も三度」しまいにはイワナもフライと共に流れながら水面を見上げて「毛鉤の品定め」をする始末。結構大きかったな~あのイワナ。どこに毛鉤を投げたかわかるでしょ?流れの右脇ですよ~
この日はこんな感じの毛鉤で...カディスのスーパーハッチ。あたりフライはノーハックルやパラリ・ハックル。ヘンリービル・スペシャルも大活躍。この流域にどれだけのトビケラやカワゲラいるんだろ?(魚達の数もだけど・笑)メイフライ・パターンよりカディスフライの爆発的威力に改めて驚かされた...今日は「たくさん釣れた日」として記憶しておこう...「爆釣祈願」毛鉤量産中 (爆笑)

2016年5月23日月曜日

Flyfish (2)

まるで「夏の釣 り」...盛岡で最高気温32℃!まだ5月なんだけど(苦笑)水辺の草むらを歩くと「カディス」が大量に飛び立ち、口に入りそうになる。
スタート時、ティペットにはソラックス・ダンを結んであったものの、ピーカン・晴天の日中はコレしかないだろうと考え「トビケラ型毛鉤」に交換する。これが効果をもたらし釣れ始める。この川の下から上まで丸一日、他の川に浮気せず、移動せず、釣ってみようと五月晴れの空に誓うおっさん達であった(爆釣)

2016年5月22日日曜日

Flyfish

月曜日に岩手で仕事があると言って、前のりしてきたオジさんと釣りに行った(爆笑)川は増水気味で遡行も大変。それでもポツポツと飽きない程度にヤマメが釣れた。今日はヤマメ・デーなのか?イワナの顔を見ていない。
クモの巣に引っかかっていたカゲロウ。このあとサイズを落とした、この色の毛鉤 に付け替えたことは言うまでもない(笑)
KWMネットも濡らした(笑)開けたプールの対岸のタルミで何度もライズしていた一匹(二匹いた)...掛けたとき、やった~サイズアップと思わず声が出るほどの引き!流心に入られ、グイグイと!いなして、引き寄せ「KWMネット」に取り込んだらサイズがダウン。ありゃ?これってKWMマジック?(爆笑)

2016年5月21日土曜日

Unidirectional

Uni単一...directional方向にS-2グラス繊維を使用したロッド・ブランク。ザクッと言えばそうなるのかな?上はNewZealand製"Epic Unidirectional S2 Glass Rod"フェルールはフェラライトで3ピース。下はmade in Japan "Alchemy Glass Rod"でスピゴットフェルールの4ピース。どちらも同じ「ユニダイレクション」製法によりブランクは作られる。各メーカーのFFに対する「考え方」の相違により同じ4番ライン指定ロッドでも全くアクションが異なる。釣 り人にとっては選択肢が増えて喜ばしいことではあるが「迷って悩ましい」という意見もある...(笑)

2016年5月20日金曜日

choice

「アップにするか、ダウンにするか、それが問題だ...」芝居の台詞じゃなくって、リールの装着方向。古いE.F.PAYNE Catalog にある古風な言い回 しをすれば「Reel-locking upward」or「Reel-locking downward」となる。今では圧倒 的 にアップロック・リールシートを選択する人が多いのかな?nca の個人的な 「好み」はダウンロックなんだけど(苦笑)...バンブーロッドにもっとスクリュー・ダウンロックを!(笑)...あまり見かけぬ、洒落た「カタチ」でしょ...

2016年5月19日木曜日

Angler's mail 

『小4になった娘とひさびさに渓流へ。背が伸びてThe Midge 5ft.9inがぴったりになってました。キャストを思い出しながら進み、何度かバイトがあるも合わず、ある対岸の流れで出た魚を遂にキャッチ。20㎝に満たないイワナでしたが、彼女の初渓魚となりました!いや~天才だな。(笑)』信州NSからのメールに「親バカだね」と返信したら「いえいえ、バカ親です・笑」と切り返してきた...オヤジ殿、cuteな娘の成長にデレデレ(爆笑)...目指せ次世代のFFW !

2016年5月18日水曜日

enthusiast (2)

承前...ガイド部分やキーパー部はいじらないのでロッドエンドからの作業。シートとコルクグリップを外し(剥き、壊す?笑)ワインディングチェックまでのブランクを下地に戻す。予め大まかに削っておいた「新グリップ」とリールシートの長さを調整して接着(この間、様々な作業があるけどそれは「ひ・み・つ」(笑)
はい、ご希望の1970年代の雰囲気を持たせた"R.L.Winston Boron Ⅲx "の804と864の出来上がり...あなたのもやる?ncaにお任せあれ...(笑)

2016年5月17日火曜日

enthusiast (1)

enthusiast 熱心家...狂とも。いわゆるエンスー(笑)...どの世界にも居るけれど、フライフィッシング愛好者ではnca顧客が特に(非常に)多い気がする。じゃなきゃ、ncaflyfish などと言うマイナーなブログを見ないか~...今回のご依頼は「1970年代後期のウィンストン・ロッドの雰囲気に戻したい...」(ここら辺のオーダーがエンスーのエンスーたる所以・笑)ということなので、薄れかける記憶をたどり1978年当時、輸入代理店であったH社の雑誌広告を探し出した。
昔は普通に販売されていたウィンストン社・純正リールシートもお客さんが探し出して送ってくれた(これも熱意・笑)現行のR.L.Winston BoronⅢx のアップロック式を壊し、ダウンロックに変更する。グリップはエンドフレアがあるか無いかのウィンストン1970年代的フルウエルズ(カタログではなぜか?Half Wallesと記載があり、長年の疑問?)に変更.....「このロッドはこうありたい!あって欲しい!!」という思いというか願望を「カタチ」にしてゆく...この項、続く

2016年5月16日月曜日

Vest

あまり物を持ち歩かなくなって「合切袋」の様なショルダーバッグや狩猟用のGame Bagを多用しているワタシ(苦笑)...本棚の「聖書」とも言える芦澤一洋大兄(1938-1996)の「フライフィッシング全書」1983年森林書房を読み直した(何度ページを繰ったことか!笑)...刊行されて33年経ち、内容に古めかしいところがあるものの基本的 に現代にも通用する「全書」だと思う。師、45歳の上梓で「1983年7月20日に横浜伊勢佐木町・有隣堂で購入」とメモがある...この本のP184~P190にかけて「Vest」の項があり、画像の"Stream Designs"ベストが事細かに(全ての項がだけど・笑)解説されている。仕舞こんである筈のベストがずっと見つからないでいた。ある日、別件捜索中にダッフルバッグ内から発見された(喜)"Stream Designs Classic" 着丈50cmと"Ultimate"オリーブの方が短く、着丈42cmでチェストハイ・ウェーダー向き...岩手で暮らしてからは着替えも手っ取り早いウエストハイを愛好。だから出番が少なくなり「御蔵入り」状態(苦笑)...見つかったので、たまには使ってみようかな~

2016年5月15日日曜日

Special Dry Fly

"nca / Special Dry Fly"7'6" #3 Graphite 4pc.+Extra tip...スペシャルのスペシャル・ロッド(笑)...グリップをPumpkin(もしくはTorpedo魚雷)のカタチで作る。シート金具はBellnger社N/S P&R。ほかは同仕様...ここぞと思い立ち入った渓。強風の中でもヤマメがライズを繰り返すプール。ありゃ~もっと長いグラファイト持って来ればよかった~と後悔...何日か過ぎ、お客さんが「そのロッド振ってみたいです...」という事で庭 に持ち出しキャスト。タイトなループを生み出すのはストロークの幅を狭めて、とかなんとか教えているうちに、ちょっと貸して...あ~こんな感じだったなと今更ながら思い出した「スペシャル・ドライフライ・アクション」IM6とIM10をセクション別 に配置したロッドはキレが違う(自画自賛・笑)...お好みの「カタチ」でお仕立て致します。

2016年5月14日土曜日

Angler's mail

『組んでいただいた鬼首SPグラスロッド、早速何度か持ち出して使ってみたのですが思うような画像が撮れなかったのですが昨日の釣りでまずまずのサイズが取れましたのでお送りいたします。 僕のホームリバーで使ってみて、この竿の特徴が掴めてきて益々気に入っております』とYamame Boyから...その名に違わず、銀ピカの「本流ヤマメ」をよく釣りますな~ひたすら驚愕しております。

2016年5月13日金曜日

Angler's mail (packet)

完成したロッドを取りにこられたお客さんと話をしていたら、赤い郵便車が荷物を届けにやって来た。おやKWMからだ~なんだぁ?...以前、画像だけ見て「いいね!」と言ったランディング・ネットだぁ~!(喜)...来訪されていたお客さんも「お~すげ~ヤマメのパーマーク・ハンドルじゃないですか~」と驚いていた。
乾燥重量63g、虎模様メープル材と竹材で構築されたフレームに手編みの鍋底網(深さ30cm)がつけられている。ハンドル部にはランダムに開けられた「パーマーク」が。こりゃ、ヤマメ釣りに行かなくっちゃ~(笑)...フレームの内側 にさりげなく「for Mako, 2016 Katsu」と手書きされていた。嬉しい~ありがとー!

2016年5月12日木曜日

Angler's mail

『 生憎の天候で行くかどうか迷ったのですが、今の時季に家でごろごろも勿体ない!と思い、kameglass をお供に川へ、尺イワナ出ました〜!いや〜っ!ncaさんと同じく50m進むのに2時間かかりました(笑)奥羽の渓も最盛期 に突入したようです。kameglassで尺イワナとのやりとりは『楽しい〜‼︎』の一言につきます(笑)イワナ特有のゴンゴンと頭を振る動きがロッドから伝わり、トルクフルな抵抗も難なくいなし無事ネットイン(嬉)間違いなく今季のメインロッドに決定です』と北上の510さん...う~ん「眼福」...自分も釣りたい!尺岩魚!(笑)

2016年5月11日水曜日

cloak box

cloak 携帯品預かり...MCKは仕事の関係で一ヶ月に一度は岩手に来る(本当に仕事?と言う意見もある・笑)東京からここまで来ているのだから、このシーズンに岩手で釣りをやらぬ手はない。そんなことで「置き釣具」を引き受けた。前回使用したシューズ、ウェーダーも乾いたので箱に収納、ロッドもアルミケースに保管したらスグに「2週間後に使用予定があります」と連絡をもらった(笑)

2016年5月10日火曜日

Flyfish

新緑の中、車を走らせ「ポニーの沢」(入口に小型馬ポニーを飼っている農家がある・笑)までウチから片道約30km...気になっていたので行ってみた。上流までフラットな場所の多い流れで畑や田んぼへの道をたどり入渓。直ぐに小ぶりなイワナとヤマメを掛けたが、遡行中に水田の「代掻き」が始まったらしく濁り始めた(苦笑)地元農家のオッちゃんに聞いた話では上流に個人の養殖場があり、そこで余った稚魚を放すから「ちっこいヤマメ」がウヨウヨいるそうだ...
どうも納得がいかないので帰り道に通る「お助 け川」へ立ち寄る(笑)ここから入渓して約50メートル進むのに2時間かかってしまった。ライズだらけで動けないのだー(笑)もうやる気充分、釣る気十二分。出たヤマメは全て取れた(なんて日だ!)...10日は午後から雨の予報。午前中に行く?...「晴釣 雨作」(笑)
今日のお供は"nca / Quad bamboo 7'0"#3wt." 毛鉤、リーダー、ライン、ロッドを通して「グググッ」と生命感が伝わる...バンブーロッドもまた楽し(嬉)

2016年5月9日月曜日

Country Side

5月9日、亀ヶ森の日の出は4時27分...その時間に目が覚めた。藤沢周平の本を読みすぎて毎朝「その世界」の夢を見てから起きる(苦笑)ボーッとしながらカーテンを上げると一段と新緑が増えたようだ。釣り人の連休は風、雨、増水、低気温と恵まれなかったが、樹木にとっては「恵みの雨」で一気に芽吹いた...
山桜は葉桜になりつつあるが、ヤマブキやツツジが咲き始めた。天気予報と「にらめっこ」しながら釣りに出かける「時」をうかがっている...今日の日の入りは18時36分だと...行く場所はイメージしているんだけどな~