2017年1月30日月曜日

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「釣の本」佐藤垢石、昭和13年(1938年)初版・改造社...昭和52年(1977年)限定復刻版。その後、アテネ書房より昭和64年(1989年)普及版として刊行された。文章が旧カナ使い、旧漢字なので読み進めるのが難儀な本だが「渓流の魚」の項には釣行した事のある「渓」も多く、興味を持ち繰り返し読んでいる。
鬼怒川の上流部、男鹿川や湯西川、土呂部も釣行したのでよく読む項だ。古い地図を見ると昭和10年代では「五十里ダム」が存在しておらず、男鹿川に湯西川などが合流する地形であった。会津裏街道に沿った男鹿川流域に五十里という集落も見える。江戸(東京)からここまでの距離が五十里(約200km)あったのでこの名が付いたと聞く。今は道路も整備されたが「垢石」が竿を担いで通った時代はさぞや大変だったろうと簡単に想像出来る...今は昔の物語...

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