2017年2月28日火曜日

bamboo

シーズン最終に間に合った。え?季節が6ヶ月違う、南半球の話ですよ(笑)日本の渓流の多くは明日、3月1日からの解禁...完成予想図通りに「完成」しました。今日、梱包して岩手・亀ケ森から発送予定。オーストラリア・シドニーまではいつも通り、4日間で到着すると思います。

2017年2月27日月曜日

14 ft.

「フォアグリップは300mm、リア150mmにマッシュルーム・エンド・ゴム付き。流行りのラバーライズド・コルクRubberied Corkは嫌いだからつけないでオールコルク...あとの造りは格好良く」ツーハンドを使い、大物狙いのMYさんのご注文は自分の使い勝手の良いグリップサイズで、グラファイト/14フィート4ピース#8/9番。北海道・猿払のイトウから秋田のサクラマスがターゲットで実績がある。午前中、グリップ周りを削り、作るだけでコルクの粉だらけに(苦笑)取り揃えたスネークガイドはサイズ#3X5、#4X4、#5X3、#6X1とSICリングの#12、#16 で15個。今日明日で短いのは6'9"グラス、長いのは14 'カーボン...巻きます(笑)

2017年2月26日日曜日

4 peice

5pc.グラスのペグを作っていたら「Kameglassで4ピースを...」とのご依頼。え~6'9"#3のブランクあったかな?と探し急ぎ製作。グリップはスーパーファイン140mmの巻き上げ。シート金具は黒アルミC&Rにウッドは栃「ストリッピングはPerfection ACG # 8...」ん~なかなかマニアックな選択であった。巻糸は黒ベースで後はお任せ。どうするか~(笑)

2017年2月25日土曜日

connect

connect 継なぐ...2,3,4,5本継ぎとバリエーションが増えたncaのグラスロッド...これ以上の小継ぎはフライロッドに必要と思えないないし「無理」です。各社、創意と工夫を持って作る「マルチピース」だけど、ジョイント数が増えれば増えるほど手間が掛かるのは同じだ(笑)

2017年2月24日金曜日

5 piece

nca / Glass Smuggler 6'8"(208cm)5pc.#3.....ペグまでの長さは440mm、5本継ぎ。チョコレート・ブラウンに黒巻き、黒ガイド。要所のみ白でトリミング。グリップはアイデアを貰った古いハーディ社「グラス・スマグラー」と同じ130mm。コロリとした形は掌に馴染み、思いのほか握り易くい。リールシートはコルク85mmに黒アルミ金具。ロッド本体重量は65g...別デザインでも製作可能(NCAだから当たり前ですよね・笑)

2017年2月23日木曜日

conception

5ピースのグラスロッドの構想は以前からあった。丁度、読み返した「東作六代目」聞き書きの本に掲載されている和竿の多くが「小継竿」という事もあり、考えを固め始めていたところ「KWMペンチ君」がA社の6pc.グラスロッドを昔のHardy Palakona風に改造した画像をみて、完全に背中を押された感有り(笑)...和竿師が作った「西洋毛鉤竿」の2本継ぎが出てきた。穂先は布袋竹の削り穂、他は矢竹で印籠つぎ。小継ぎ竿もあった筈だが、どこに仕舞いこんだのか?行方不明(苦笑)

2017年2月22日水曜日

Smuggler

Smuggler 密輸者...1970年代前半にそんな不審な名称のついたグラスロッドがあった(その後、グラファイトに素材を変えて再登場した)密輸出来るほど短い仕舞い込み(?)で運べるから付けられた名称だ。旧ハーディ社のJETシリーズのマルチピース版と考えられる。NCAの手元には「Glass Smuggler 8'(245cm) 5pc.#5」がある。質実剛健、無骨な作りの割には130mm長さのコロッとしたシガーグリップ。シートは90mmコルクにアルミのP&Rで、ロッド仕舞い込み寸法は530mm。ちょっとしたバッグなら難なく運べる。振った感じは「こりゃ、北海道の河川で使用かな?」と思うほどでお蔵入り(笑)...そのSmugglerにも刺激され、NCAも5ピース・グラスを作ってみた。長さは7ft.(仕舞い込みの寸法は450mm)渓流で使うため、3番ライン。出張のお供、登山釣行、はたまた電車移動の釣行時など寸法を気にせず、密かに運べますぜ...(笑)

2017年2月21日火曜日

before / after

Gudebrod Wrapping Thread #5382 Garnet (silk)...ナイロン糸と同色の「ガーネット」だけど若干細い。塗料を染みこませると深い色合いになる。ブラウン系とも赤とも異なる、味わいのあるワインカラーに(笑)発注者AMが大きく関わっている、オーストラリアの「the New South Wales Rod Fisher's Society」で年一度発行する「Journal」の表紙をこのロッドで飾れるといいなぁ~な~んて考えながら、塗りを重ねる...

2017年2月20日月曜日

Graphite

ご希望は「フルウェルズ・グリップ、ストリッピングガイドはSICリングで...」ガッテンだ!と製作したのは ParaGraph 4 ,8-1/2' #3wt.4pc. クリア・リッチブラウン のブランクカラーにブラウンとゴールドのトリムが美しいでしょ?(自画自賛・笑)...人の好みは十人十色(十人十竿)

2017年2月19日日曜日

workbench

フェルールを打ち込み(取り付け)ブルード(黒染)をしてから、表面の調整・研磨を行う。この後にブランクスの塗装を施す...北風の強かった昨日は、溶けた雪が凍り、ツルツルのアイスリンク状態。薪小屋までの平坦な道ですらトリプルループ!怖かった~ストーブで薪を燃焼後に出て、貯めてあった木灰を通路に撒いて置かなくては(苦笑)
塗っては乾燥させ磨き、また塗る。この間にウカウカ他の仕事に熱中していると、スグ上がってしまうので気が抜けないぞ~(笑)

2017年2月18日土曜日

#6779

#6779 Midium Green...テレスコ竿の巻糸に選んだ「緑」...#105スプリングでも無ければ#5896ダークでもない中間のグリーン。下地の色がグラファイト・グレーだと仕上がりの「発色」が一段も二段も下がる。「グリーンで...」と言われると「ブランク色がコレコレで...」とご相談の上、決めさせて頂く。画像はライティングが悪くて(苦笑)巻いた色が分からないが「ミディアム・ミドリ」でエポキシ塗料を染みこませると暗色になり、色はDk.Greenに近づく「ミドリ」(笑)

2017年2月17日金曜日

illustration

竹表面の「調整」とフェルール部分の「黒染」Bluedも終わり、ブランクスは塗装段階へ...塗料が満たされた「ディップ・タンク」からモーターで引き上げられる間が暇なので「こんな感じになります」とAMに提示する為に絵を描いた。これは後の作業手順にも役立つ(笑)オーストラリアAM にはNCAロッドを何本か購入して貰っているので、NCAの手による新しい竿の仕上がりをこの「絵」で想像を広げられると思う...

2017年2月16日木曜日

Full Wells

完成したバンブーロッドを引取りに来たNTはCFOⅡリールをロッドにセットして早速試し振り。この前来たときよりもキャスティングが格段に進歩。ダブルホールのタイミングも合っていて、キレのあるラインを見事に繰り出す。練習してるの?と聞くと「天気が良ければ、昼休み毎日...」と努力の人。昨年暮から始めたとは思えない(笑)和賀川上流にザック担いで泊りがけで「山釣り」をする彼は仕舞い込み寸法500mmのテレスコ竿にも興味が沸いたらしく「ご発注」...グリップはフルウエルズ。たまたま進めているParaGraph 4 につけたモノを握ってもらい「これの細めで・・」握り、確かめながら削り出す。

2017年2月15日水曜日

package

シドニーからの荷物は12:26に佐川急便のお兄ちゃんが運んできた(DHLと提携しているらしい)いつもは認印だけで済む受領もボールペンを渡され「これはフルネームでサインしてください」と言われた。太筒の中に細いパイプをいれた厳重な梱包を開け中身を出す。Tim Zietakが作ったF.E.Thomas taper 7'6"#5,3pc.2tipのフェルール付きブランクが出てきた。ほかの仕事をしていたのでじっくり見たのは夜になってからで、継いで空振ってみると「重厚」な感じがした。竹表面にカンナ痕があったので、塗装に入る前に「表面研磨」と調整が必要。今日から作業に...

2017年2月14日火曜日

silk

2/10 の23:27にSydney,Australiaを飛び立った荷物は12日11:37に東京に到着。通関・配送などの手続きも済んで13日15:10に岩手に向かったと、DHLの荷物追跡メールで分かる。オーストラリアのAMから送られて来るF.E.Thomas taper blanksは今日手にすることができるだろう。それにしても出荷から4日間でとは早いね(笑)...ロッドになるのにはブランクの塗装やフェルールの黒染など、まだまだ時間が掛かるけど、前もって打ち合わせと研究をしてあるのでパーツを揃える。巻糸は「シルク・スレッドで」と言うことなのでGudebrod SilkとPearsall's Gossamer Silkを持ち出し「比較」してみた。Gudebrod #5382 Granet(nylonでは#206と表示)の方が光沢も滑りも良いのでコチラで(多分、日本の絹糸・笑)

2017年2月13日月曜日

telescopic (2)

nca / telescopic Rod 7'10"#3-4-5 の次数は「6」本。トップガイドを含むガイド総数は9個。振り出し式なのでブランクスは「竿尻」のネジ式エンドキャップを外して出入りさせる。この方法だと、もしトップセクションなどが破損した場合にも差し替えにて「交換可能」...ロッド本体の仕舞い込み寸法は510mmでパッテッド・コーデュラケース(560mm)と仕舞った時に穂先とガイドを保護するカバーが付帯いたします。

2017年2月12日日曜日

telescopic

telescopic 伸縮自在の...ロッド。和竿の技術が生きている「テレスコ竿」リールシート底部がネジ式になっていて、ここからタケノコ状になるブランクを出し入れする。ガイドはシングルフットを「遊動パイプ」に巻き止める。ブランクには各ガイド位置にグラファイトシートで「タブ」が巻かれ、遊動パイプを固定出来る。竿の長さの割に仕舞い込み寸法が短く、かさ張らないロッドなので山行や出張(笑)予備竿としてお使いの方も多い。7'10"#3-4-5 / 9'0"#3-4-5 / 9'0"#5-6-7 の3種類...

2017年2月11日土曜日

choice

choice 選択、好み...ブログの画像を見せられて「グリップはこのカタチで...」と、もうロッド仕様は決まっていた模様(笑)詳細は打ち合わせの中で決めて貰う。ワインでイング・チェック、フックキーパーは無し(これもシンプルで良い。画像はキーパー、チェック付きとの比較)スレッドは「#206 Garnet」、ガイドは黒。金属N/SフェルールとBellinger Reel Seat のニッケル金具は「黒染」...初めてのバンブーロッドでイワナ、ヤマメを釣っているうちに favorite( お気に入り)になって行く。

2017年2月10日金曜日

study

F.E.Thomas の「研究」をしていたら、特徴のある"Signature Wrap"に行き当たる。飾り巻きだけど何か「法則」や「理由」があるのかも知れないが未だ判明しない。意外とその時代の「気分」で巻かれただけかも...ま、ここは雰囲気というところで使わないバンブーブランクに巻いてみた。スレッド上を一筋づつ塗料を塗り重ね、盛り上げるとまた違った感じになる。フックキーパーも古い時代のロッドに取り付けられていた、ワインディングチェックからキーパーのリングが立ち上がった様にしてみる...いや、勉強になりました(笑)

2017年2月9日木曜日

project

南半球オーストラリアのAMから「Tim Zietakが作ったF.E.Thomas テーパーのバンブーブランクスがあるんだけど、ロッドにしてくれる?」と問い合わせがあった。おお、久しぶりにF.E.Thomas Rod の名前を聞いたな(笑)...巨匠Sam Carlson が長いあいだ持っていたThomas Rod Co.ネームはSteve Campbellが引き継ぎ、F.E.トーマス発祥の地、米国メイン州バンゴーの対岸の隣町ブリューワーでロッドを製作している。バンゴーとブリューワーの間にはPenobscot River が流れていて、シーズン初物の「アトランティック・サーモンを米国大統領に供する」と聞いたことがある。流れは大西洋まで注ぎ込む、古くから製材などで開けた素敵な町だ。ハイラム.L.レナードの工房の歴史もBango,Maine、この町から始まった...暫くは、F.E.Thomasの研究をするかぁ~(笑)

2017年2月8日水曜日

6-1/2'

ロッドの長さ6-1/2'...6'6"(ロクロク)とも呼ばれ、メートル法だと約195cm。他のバンブーロッドでのキャスティングと比較すると「スイ~」とラインを繰り出し、投射してくれる(個人的見解・笑)初めてのバンブーロッドに長さ「6-1/2'」を選び、グリップデザインや巻糸の色を自ら決めたNTは、キャスティングの練習に余念がない。「ゆっくりとしたストロークで、メリハリを忘れずに...」慌てない慌てない...今季「テンカラ」から「祝!フライフィッシング・デビュー!」(笑)

2017年2月7日火曜日

trimmings

trimmings 飾り...ガーネット色に挟まれた「こげ茶」の糸は等間隔にする為に巻き、片角を残す。飾り巻きが終わった段階で引き抜くと...
糸の幅と間隔は約0.5mm。巻数は一本あたり3巻き。巻き幅がバラバラだと何だか気持ち悪いので、NCAはこの手法を使う(笑)

2017年2月6日月曜日

Countryside

昨日は日差しもあり気温も上昇。積もった雪もサクサクと溶け始め、ユスリカが舞っていたのに...今朝は「雪」が降っている。時の流れは早く、禁漁期間もあとわずか。まだ気が早いけど、持ち出すものを忘れないように確認する。「どんだけ~?」「これだけー・笑」ピンセットを使い毛鉤を並べ替え、あの流れでの「釣夢」を22回見るかな?...今日も重たい雪掻きの予感(苦笑)...

2017年2月5日日曜日

workbench

黒いガイドを用意してから、金属フェルールとリールシート金具を一緒に「黒染」...使うリールはCFO Ⅱと来れば脳内完成予想図 は「渋い!」感じ(笑)...今朝の外気温は-9℃で東の山には紫がかった日の出。ああ、これが「Dawn Purple」と妙に納得。塗装する前にバットエンドから300mm うえ、約4mm幅のバンブーブランクに指定された「夜明 け前」before dawn と英文で記入(笑)

2017年2月4日土曜日

memorandum

memorandum 備忘録...打ち合わせたことを忘れないうちに、こんな仕様でと描いておく。描いているうちに覚えちゃったけど(笑)丁度、ほかのバンブーの塗装もあったので朝から塗料液温度を上げ、同時に作業できる。ガイド部の巻糸は「どんなのがいいですかね~?」と言うので、ここのところ気に入り多用している#206 Garnet(バーガンディ)をお薦めした...当初、イラストは墨だけで描いていたが、余りにも色気がないのでクレヨンを使い色付けた...「完成予想図」

2017年2月3日金曜日

9 ft.

短かったり長かったり...釣り場の状況で使い分けるので、竿は増えて行く。一本じゃ出来ないの?そこは、アナタ、この釣りにはそれぞれの「思い」があるのですよ(笑)シングルハンド・フライロッドで6 ft.~9 ft.くらいまで藪から大川まで釣りたい。流れの向うを釣りたい時はカーボン・グラファイト・ロッドが当然「有利」この9フィートだって腕を伸ばせば10フィート。ラインのコントロールも楽でメンディング、リーチキャストもなんのその...グラスやバンブーは長さ8フィートまで、それ以上はグラファイトの勝ちですかね(個人的感想・笑)

2017年2月2日木曜日

Double-haul

「今度、天気のいい時にダブルホール教えて下さい」と今年フライ釣りデビューする人から言われた。いまじゃ、何気なく行っているDHも初心者の頃は頭の中で考えることと、左右の手の動きがゴチャゴチャになり苦労したな(苦笑)「フライキャスティング・基礎編」昭和47年(1972)当時、東京・西麻布にあったティムコから訳本が出て「首っ引き」で読み、ロッドを振った。シングルホールから始め、どうせ覚えなくてはと思いダブルホールの練習をした。本の文章とイラストなのでなかなか上達はしなかったけど、その後、メル・クリーガー先生の教えで「納得」曲がりなりにもラインスピードを上げられる「ダブルホール」を習得。

2017年2月1日水曜日

Length

ん~どうしたもんじゃろのー...巻き上げグリップの長さ(笑)どの長さのロッドでもリング&リングのシート長さは85mm~90mmがバランスもよくリールを保持してくれる。グリップの長さは、それこそ「好み」で120mm~160mmくらいまでの範囲で各人各様。6フィートだと120mm長さなんてのも「可愛い」...作るのは7フィートだから一般的には145mmの長さが収まりが宜しいかな?