2017年8月10日木曜日

Old Glass

拝見したところブランクに「1984年」と記入があり、33年前だから「新富町・マッキーズクリーク」に在籍していた頃かな?懐かしいです。当時はグラファイト一辺倒の時代でグラスロッド人気も今と違い少なく、それでもあえてファイバーグラスで製作したマルチピースです。モデル名は「アーティスト・ファイバーグラス」AFF(ARTIST Fiberglass FlyRod)で4~6ピースで5834/6034/6934/7045/7645/8045がありました。ブランクカラーは「こげ茶」でブランクやキット販売もいたしました。その頃購入されてご自分で作られたと思います。当時販売していたオリジナル金具ではないスライドリングが使われていたり、ウレタン塗料でスレッドを重ね塗りしたり、ハンドメイドの苦労の跡が伺われます(笑)お持ち込みのAFF6934-5pc.は濡れたまま布袋やケースに保管されていて高温低温を繰り返されて起こるブリスター現象を起こしています。水滴、水蒸気が塗装面とファイバーグラスの間で膨張、収縮をおこして塗装皮膜が梨地や剥離したものと推察します。修復は全てのパーツを外し、ブランクスを研磨をして再塗装という工程から始まります。その後、組み立て作業により「ニューロッド」状態に戻せますが、ARTISTのロゴは消すしかなく「手書き」記入となります・・・

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