2017年12月27日水曜日

joint

joint 継ぐ...カーボンやグラスのフライロッドは同素材を用いて「継ぎ竿」にする。昔はバンブーロッドのように金属フェルールで継なぐモノも存在したが現代では目にすることもない。2ピースロッドを例に挙げると、概ね三種の継ぎ方がある。画像上から「並継」(カーボンロッドのラ・ルーは和竿の継ぎ方を取り入れている)画像中は「オーバー・フェルール」スリップ・オーバーとも呼ばれる。和竿になぞらえて言えば「逆並継」か?古い時代のフェンウィック社が一体型のフェラライトFeraliteジョイントを考え出したことは画期的だった。また古いオービス竿に代表されるスリーブを付け足しジョイントさせる方法もある。画像下は「スピゴット・フェルール」これは逆印籠継ぎかな?それぞれジョイントには継なぐという役割があるが、ロッドのアクションにも影響を与える。どの方法が良いと断言出来ずそれぞれのロッドメーカーの設計コンセプトにより採用されるものと思われる。『竹、節ありて強し』江戸和竿総本家「東作」六代目、松本三郎・聞き書き/かくまつとむ。小学館2000年初版によれば「望む竿の調子」により並継ぎと印籠継ぎを使い分けるとある...釣り人(竿や)は考える。

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